分析事例

臭素系難燃剤中の臭素含有量の分析

イオンクロマトグラフィーでの測定試料調製法には、燃焼分解法および抽出法があります。

(1)燃焼分解法

1)燃焼管燃焼法(三菱化学アナリテック AQF−2100H使用)
試料をアルゴンガス気流中で加熱し、発生したガスを酸素と混合し燃焼させ、燃焼ガスを吸収液に捕集する方法です。
2)酸素フラスコ燃焼法
酸素を充填したフラスコ中で試料を燃焼させ、燃焼ガスを吸収液に捕集する方法です。

(2)抽出法

試料を超純水に浸漬し、イオンを抽出する方法です。常温抽出のほかに、高温高圧条件下でイオンを抽出する方法もあります。

酸素フラスコ燃焼法を用いた分析例
酸素フラスコ燃焼法により臭素系難燃剤を測定した時のクロマトグラムを以下に示します。

クロマトグラム