分析装置紹介

フーリエ変換型顕微赤外分光光度計Microscope Infrared Absorption Spectrophotometer(FT-μ-IR)

島津製作所製 UV-1800

装置名
サーモフィッシャー サイエンティフィック社製
Nicolet 6700/Continu μm(写真)
付属装置
ダイヤモンドATR、TipATR
装置名
パーキンエルマー社製
Auto IMAGE System/Paragon1000

赤外吸収スペクトル法とは
試料(分子)は赤外域に固有の振動をしているので、その分子に波長を連続的に変化させた赤外線を照射すると分子固有の振動と同じ周波数の赤外線が吸収され、分子の構造に応じたスペクトルが得られます。
フーリエ変換型とは
干渉計を用いて可動ミラーを一定速度で移動させると干渉波形が得られます。干渉計と検出器の間に試料を置くと吸収スペクトルを含んだインターフェログラムが得られ、それをフーリエ変換することで試料の吸収スペクトルを得る方法です。
何がわかるか
データベースと比較して試料の同定が行えるほか、スペクトルから多重結合や官能基の情報が得られるため、主に有機物の同定に用いられます。顕微鏡と組み合わせているので、20μm角程度の微小な領域の同定も可能です。