カネカグループの分析会社

分析事例

臭素化ダイオキシン類

臭素化ダイオキシン類とは

・臭素化ダイオキシン類
臭素化ダイオキシン類(polybrominated dibenzo-p-dioxins / dibenzofurans, PBDD/Fs)とは、ダイオキシン類(塩素化ダイオキシン類, PCDD/Fs)の塩素が臭素に置き換わった化合物の総称です。ダイオキシン類と分子構造が非常によく似ていることから、ダイオキシン類同様に環境汚染物質としての研究が進められています。
PBDD/Fsは、臭素系難燃剤の不純物として、あるいは臭素系難燃剤の燃焼によって生成すると考えられています。

臭素化ダイオキシン類

臭素化ダイオキシン類の分析

PBDD/Fsもダイオキシン類同様、その濃度は一般的にごく低濃度であり、複雑な分析操作が要求されます。PBDD/Fsの分析フローを以下に示します。

臭素化ダイオキシン類の分析フロー
図1 臭素化ダイオキシン類の分析フロー

PBDD/Fsの分析の際には、ダイオキシン類の分析の場合と同様に、同位体標識(13C体)されたPBDD/Fsを内部標準物質として用いることにより、ダイオキシン類の分析に匹敵する高精度分析を実現しています。PBDD/Fsは、ダイオキシン類よりも分析が難しい化合物です。その理由の1つに、「光によって分解しやすい」ことが挙げられます。当社ではこれら化合物の分析に対応するため、各種の褐色ガラス器具を所有しています。

各種の褐色ガラス器具

またPBDD/Fsは分子の質量が大きいため、GC/MS測定において溶出しにくいという特徴があります。これら高質量の化合物を適切に測定するためには、キャピラリーカラムの適切な選択が大切です。

臭素化ダイオキシン類の測定例

PBDD/FsのHRGC/HRMS測定時のクロマトグラム例を以下に示します。

PBDD/FsのHRGC/HRMS測定時のクロマトグラム例

また、ハウスダスト中のPBDD/Fsの測定例を以下に示します。

PBDD/FsTeBDDs0.17
PeBDDs0.028
HxBDDs0.32
HpBDDs0.77
OBDD1.6
TeBDFs1.4
PeBDFs2.0
HxBDFs3.2
HpBDFs2.0
OBDF1.3

※単位はng/g

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