カネカグループの分析会社

分析事例

自動車用部品から発生する準揮発性有機化合物(SVOC)の測定

SVOCは、240-260℃~380-400℃の沸点を有する準揮発性の有機化合物と定義され、その中には健康に害を及ぼすとされる化合物も含まれます。
このため、居住空間に用いられる部材から発生するSVOCを測定する必要があり、マイクロチャンバーを用いた方法がJIS化されています。
本分析事例では、居住空間の一つである車室内の部品から発生するSVOCの測定を行った事例をご紹介します。

分析試料

ポリ塩化ビニル製の自動車用フロアマット

分析条件

「JIS A 1904:2015 建築材料の準揮発性有機化合物(SVOC)の放散測定方法-マイクロチャンバー法」に準拠して試験を行いました。

分析結果

放散試験時および加熱脱着時のGC/MS-トータルイオンクロマトグラム(TIC)を図1に示し、検出されたSVOCの定性結果およびそれらの単位面積当たりの放散速度を求めた結果を表1に示します。
放散速度の算出は、JISに記載されている計算式を用いました。

GC/MS-TIC
図1. GC/MS-TIC
((a) 放散試験時 (b) 加熱脱着時 (c) C13とC26の標品)

表1. 定性結果および放散速度の算出結果
Peak No. 定性結果 放散速度
(μg/(m2・h))
1 Triacetin 2.4※1
2 2,2,4-Trimethyl-1,3-pentanediol diisobutyrate 11※1
3 Dibutyl phthalate (DBP) 0.42
4 Bis(2-ethylhexyl) adipate (DOA) 0.62
5 Bis(2-ethylhexyl) 4-cyclohexene-1,2-dicarboxylate 0.44※1
6 Bis(2-ethylhexyl)phthalate (DEHP) 1.2

※1 EicosaneまたはDEHP換算により放散速度を算出しました。

弊社ではJISで定められた方法に準拠してSVOCの測定を行うことができます。
自動車用部品以外にも建築用ボード類、壁紙、床材、断熱材およびそれらの施工に用いる接着剤、塗料などについても同様に測定を行うことができます。

VOC放散試験 事例一覧

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