分析事例

ヘアコンディショナーのクライオSEM観察

頭髪用の浴用化粧品ヘアコンディショナーは、洗髪後に使用して髪に馴染ませた後、洗い流すと有効成分が髪の表面に付着し、コーティングする作用があります。また、テクスチャ構造(層状のゲルマトリックス構造)を有し、高級アルコールなどの混合物がラメラ層を形成することで、自己増粘作用を示し、O/Wエマルションの安定化に寄与していると考えられています。
本資料では、クライオSEMにより市販ヘアコンディショナーの微細構造を捉えた事例をご紹介します。

分析試料

  • ヘアコンディショナー

分析方法

試料を急速凍結後、凍結割断により観察面を作製し、水分の昇華を行い、クライオSEM観察を実施しました。

分析結果

O/Wエマルションでは油分など昇華しにくい構造物が残存し、ラメラ層を形成していることが確認されました。