分析事例

セルロースナノファイバー(CNF)のネットワーク構造観察

セルロースナノファイバー(以下、CNF)は、幅10μmのセルロースをナノメートルオーダーまでほぐし、非常に細くて長い繊維にしたものです。CNFは高強度、高弾性率、高透明性、大比表面積などの特徴を持つため、電子材料や樹脂材料、フィルタ―など幅広い用途への展開が期待されています。

CNFの三次元構造が高強度、高弾性率、高透明性などに大きく影響を与えるため、その構造を捉えることが重要です。

本資料では、水とCNFの混合物(図1)について、凍結割断レプリカ法-SEM観察した事例をご紹介します。

分析試料

  • 水とCNFの混合物 (CNF5~10%含有)

図1. 水とCNFの混合物
図1. 水とCNFの混合物

分析方法

試料を急速凍結後、凍結割断レプリカ法により試料を作製し、SEM観察を実施しました。
(凍結割断レプリカ作製装置:日本電子製EM-19501JFD-V)
(SEM:Zeiss製 Ultra Plus)

分析結果

SEM観察結果を図2に示します。観察の結果、CNFが複雑に絡み合い、ネットワーク構造を形成している状態が確認されました。

図2 水とCNFの混合物のSEM像
図2 水とCNFの混合物のSEM像