分析装置紹介

イオンクロマトグラフ分析装置Ion Chromatograph(IC)

Agilent Technologies製 Agilent 7500C Agilent 7500CX

装置名
日本ダイオネクス製 ICS-2000(写真右)
検出器
電気伝導度検出器、UV/VIS検出器
測定項目
アニオン、有機酸
装置名
日本ダイオネクス製 DX-500(写真左)
検出器
電気伝導度検出器、電気化学検出器(Au電極)
測定項目
アニオン、カチオン

イオンクロマトグラフィー(IC)とは、電解質を含む溶離液を移動相とし、イオン交換体などを固定相とした分離カラムで試料中のイオン性化学種を分離溶出し、電気的または光学的に検出する方法です。溶離液として、陰イオンを測定する場合はアルカリ溶液(KOHまたはNa2CO3/NaHCO3)、陽イオンを測定する場合は酸溶液(メタンスルホン酸)が使用されます。各イオンは分離カラムに充填されているイオン交換樹脂との親和力の違いにより分離されます。分離されたイオンは、電気伝導度検出器かUV/VIS検出器を用いて検出されます。
IC分析では電気伝導検出器がよく用いられますが、使用する溶離液の電気伝導度が高いため、そのままではS/N比が良くありません。これを解決するために、カラムの後に溶離液の電気伝導度を下げる装置を追加することで、S/N比が向上し高感度分析が可能となります。