全有機体炭素計は、水中の炭素濃度(有機、無機)を測定する分析装置です。
燃焼酸化-NDIR(非分散形赤外検出器)方式により測定を行います。
TOC(全有機体炭素)計は、水中に含まれる有機物を有機体炭素の総量として測定する機器で、水質汚濁の監視等様々な分野で水質を管理する指標として利用されています。
水中に含まれる有機汚濁物質の指標としてTOCの他に、BOD(生物化学的酸素要求量)やCOD(化学的酸素要求量)があります。BODは、培養に時間がかかり、操作も煩雑で技術の熟練も必要となります。CODは1日で分析を行うことができますが、使用する酸化剤の種類や反応温度・反応時間等により分析結果に差が生じる場合があります。これに対しTOCは、操作も簡易で、短時間に精度良く分析を行う事が可能であり、連続測定にも対応しております。