分析装置紹介

紫外可視分光光度計Ultraviolet Visible Spectrophotometer(UV-VIS)

島津製作所製 UV-2600i

装置名
島津製作所製 UV-2600i
装置の仕様
  • 測定波長範囲:185nm~900nm
  • 測光方式:ダブルビーム測光方式
  • 検出器:光電子増倍管

原理

物質に光を照射すると、その物質の分子構造により特定の波長の光を吸収します。
これは、その分子の基底状態にある電子が光エネルギーを吸収して励起状態に遷移(電子遷移)することにより起こり、吸収スペクトルは物質特有です。
分光光度計は、単色光を試料に照射し透過した光の量を測定して、試料の物質固有の波長における吸光度を求めます。吸光度が試料中の吸光物質の濃度に比例することにより、試料中の対象物質の量を求める分析法を、紫外・可視吸収スペクトル法(UV-VISスペクトル法)といいます。

特徴

水質分析において、全窒素、りん化合物、ふっ素化合物、シアン化合物等の分析法として採用されています。
大気分析においては、ふっ素化合物、シアン化合物等の分析法として採用されています。