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分析事例

Diffusionフィルターを利用したNMR測定

混合試料においてDiffusionフィルターを利用したNMR測定を実施すると、拡散係数の大きい成分由来の信号を低減し、拡散係数の小さい成分由来の信号を強調することができます。一般的に低分子成分の拡散係数は大きく、高分子成分の拡散係数は小さいため、この測定は溶媒信号の消去に利用できます。WET法などの事前飽和法とは異なり、溶媒信号と重複している信号も検出することができます。以下にポリスチレン(PS)とトルエンの混合試料(クロロホルム-d溶液)の1H NMR測定例を示します。

Diffusionフィルターなし

Diffusionフィルターあり

Diffusionフィルターを用いることにより、トルエンとクロロホルム-dの信号が消去され、PSの信号を選択的に検出することができました。
溶媒信号を除くことができるので、低分子量・高分子量混合物の中の高分子量体のみを観測できます。

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