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分析事例

偏光ラマン法によるPETボトルの配向性評価

PETボトルは、その用途の違いにより形状、強度等が異なります。ここでは、炭酸飲料等に用いられる内圧に強いPETボトル(耐圧用PETボトル)について、偏光ラマン分光分析法によりボトル部位による配向性の違いを評価した例を紹介します。
図1にPETボトルの測定部位4ヶ所を示します。各部位について、垂直方向と水平方向のスペクトルを比較することにより、PET樹脂の配向性を評価しました。典型的なラマンスペクトルを図2に示します。PETの芳香環由来のC-C伸縮ピーク(1615cm-1付近)に着目し、そのピーク強度比(垂直方向/水平方向)を、配向度を示すパラメーターとして使用しました。測定部位①〜④における表面/内面の配向パラメーター(各n=2)の推移を図3に示します。配向パラメーター>1は垂直方向への配向、<1は水平方向への配向を意味しています。ボトル表面では垂直方向への配向が観察され、その配向度は部位①が最大です。一方、ボトル内面では水平方向への配向が認められ、その配向度は部位④が最大であることが判りました。

図1 耐圧用PETボトルの測定部位

図1 耐圧用PETボトルの測定部位

図2 PETボトル・測定部位①表面の偏光ラマンスペクトル

図2 PETボトル・測定部位①表面の偏光ラマンスペクトル

図3 PETボトル・各測定部位の配向パラメーター推移

図3 PETボトル・各測定部位の配向パラメーター推移

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