クロロゲン酸類は、ワインやコーヒー中に多く含まれているポリフェノールの一種です。クロロゲン酸類は、モノカフェオイルキナ酸類(CQA)、フェルロイルキナ酸類(FQA)、ジカフェオイルキナ酸類(diCQA)の総称で、抗酸化作用、血圧降下作用があります。ここでは、液体クロマトグラフ法によるCQAの分析を紹介します。

クロロゲン酸類が多く含まれているコーヒーの分析例を示します。
| HPLC | |
|---|---|
| 装置 | 島津Prominence |
| 検出器 | UV-vis |
| カラム | ODSカラム |
| 定量下限 | 0.5 μg/mL |

図1 焙煎コーヒーのクロマトグラム例

図2 標準品(3-CQA)の検量線