分析装置紹介

レーザー(キセノン)フラッシュアナライザーLaser Flash Analyzer(LFA)

LFA467 HyperFlash写真

装置名
NETZSCH製 LFA467 HyperFlash
装置の仕様
  • 測定温度範囲:室温〜500℃
  • 昇温速度:MAX50℃/min
  • 測定レンジ:0.01〜1000mm2/sec
  • パルス幅:20μsec〜1.2msec
  • 試料サイズ:10mmφ~25mmφ
  • 試料厚み:100μm~数mm
  • 光源:キセノンランプ

LFAとは
LFAとはパルス光源にレーザー若しくはキセノンフラッシュを用いたフラッシュ法による熱拡散率装置の総称です。熱拡散率とは温度の伝わる速さを表す単位です。
熱拡散率とは
熱拡散率とは温度の伝わる速さを表す単位(mm2/sec)です。
装置の原理
LFAは光源となるレーザー若しくはキセノンフラッシュにより、平行平滑な試料の片辺を均一に加熱します。
熱は試料を伝わり、試料の裏面の温度が上昇します。この温度上昇をIR検出器により時間の関数として測定します。得られた温度上昇曲線と理論曲線をフィッティングさせることにより、試料の熱拡散率を求めることができます。
また、熱拡散率は熱伝導率を求める要素の一つです。熱拡散率、密度、比熱容量から試料の熱伝導率を求めることができ、電子部品、建築材料を始め、幅広い分野で放熱・断熱材料の熱伝導性評価に役立てます。
分析対象
  • 対象試料:ポリマー、金属、セラミック
  • 適用範囲:厚さ100μm〜数mmの平行平滑な試料