自動車工業会により「車室内VOC※低減に対する自主的取り組み」が公表され、自動車メーカー各社は自動車室内において厚生労働省が定めた室内指針値を満足させるために、低VOC化に取り組んでいます。
※VOC:(Volatile Organic Compounds 揮発性有機化合物)
| 対象成分 | 指針値(μg/m3) | 対象成分 | 指針値(μg/m3) |
|---|---|---|---|
| ホルムアルデヒド | 100 | テトラデカン | 330 |
| アセトアルデヒド | 48 | フタル酸ジ-n-ブチル | 220 |
| トルエン | 260 | フタル酸ジ-2-エチルヘキシル | 120 |
| エチルベンゼン | 3800 | p-ジクロロベンゼン※ | 240 |
| キシレン | 870 | クロロピリホス※ | 1 |
| スチレン | 220 | ダイアジノン※ | 0.29 |
| ノナナール※ | 41 | フェノブカルブ※ | 33 |
| TVOC(総揮発性有機化合物)※ | 400 | ※自動車は対象外 | |
自動車用内装材のVOC分析には、自動車技術会規格JASO M 902及び自動車メーカー各社が独自に定めた方法があります。カネカテクノリサーチは国内自動車メーカーからコリレーション(分析精度検証)認定を受けており、各社の試験方法に対応可能です。VDA等の海外規格の試験もご相談ください。
![]() 図1. 2000Lバッグ法 |
![]() 図2. 10Lバッグ法 |
![]() 図3. 2000Lチャンバー法 |
![]() 図4. 20Lチャンバー法 |