カールフィッシャー微量水分測定装置Karl Fischer Moisture Meter(KF)
- 装置名
- 三菱化学アナリテック社製
微量水分測定装置 CA−200型
- 装置の仕様
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- 制御方式:定電流パルス時間制御方法
- 検出方式:定電流分極電位差法
- 電解電流:430mA
- 滴定速度:平均2.2mgH2O/min(36μgH2O/sec)
- 測定範囲:10μg〜100mg H2O
- 検出感度:0.1μg H2O
- 精度:1mg以上でCV 0.3%以下(n=10)
CA−200型のみで使用の場合
- 装置名
- 三菱化学アナリテック社製 水分気化装置 VA−200型
- 装置の仕様
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- 加熱温度範囲:70〜300℃任意
- 試料量:10g以下
- キャリアガス:窒素ガス0.1〜0.5リットル/分
- 1.電量滴定法カールフィッシャー(KF)水分測定とは
- 電解酸化して発生させたヨウ素と試料の水分をカールフィッシャー反応させ、ヨウ素が過剰となるまでに要した電気量を測定して水を定量する電量分析法で、微量水分量を測定できます。
- <カールフィッシャー反応> ※Base:アミン
- I2+SO2+3Base+H2←→2Base・IH+Base・SO3
- Base・SO3+CH3OH→Base・CH3SO4H
- 2.水分気化法とは
- 水分気化装置を接続し、乾燥した窒素ガス気流中で試料を加熱して水分を気化させ、電解液に捕集して、KF滴定する測定法です。電解液に不溶な固体物質や妨害物質を含む試料に対する測定法です。