分析装置紹介

キャピラリー電気泳動装置Capillary Electrophoresis instruments CE装置

Bruker社製AVANCE NEO 700

装置名
SCIEX社製 P/ACETM MDQ plus
装置の仕様(弊社仕様)
検出器:紫外可視検出器(UV-VIS)
最大電圧:30 kV
最大電流:300 μA
キャピラリー加圧制御:-5~100 psi
試料注入法:加圧、吸引、電気的導入

P/ACETMは、SCIEX社の商標です。

測定原理

キャピラリー電気泳動法
キャピラリー電気泳動法(Capillary Electrophoresis:CE)とは、フューズドシリカキャピラリー管(内径:20~100 μm、全長:~100 cm)に緩衝液を満たし、電圧(-30~30 kV)を印加することで電気泳動を行う分離分析技術です。試料中の各成分の荷電・分子サイズ・形状などに基づく移動度の差異を利用して分離を行うため分離能が高いことが特徴です。また、水以外の試料でも適切な前処理を行うことで、試料中の無機イオン、有機酸、アミノ酸などを分析することが可能です。

CE装置の概略図

図1 CE装置の概略図

分析成分例

  • フッ化物イオン
  • 塩化物イオン
  • ナトリウムイオン
  • アンモニウムイオン
  • ギ酸
  • 酢酸
  • クエン酸
  • 乳酸
  • グルタミン酸
  • アスパラギン酸 など